□music

もうすっかり秋が深まってしまいました。いやはや早いですね。
上品で、穏やかな、そんな音が聴きたい今日この頃。(2005.11.06) 
new !!
TAKIN' SO LONG / Alzo (1973/2004)

「Alzo & Udine」というデュオでも活躍していたアルゾ。お蔵入りになっていた2nd。
12弦ギターのイントロで、もうぅ、一曲目からヤバいです。心のシミが漂白されます。
残念ながら昨年逝去。'70年代の当時に評価されていたら、どんな人生だったんだろう。
一度あきらめた音楽人生。曲をプレイするたび、彼の想いが切なく吹き出てきてキラっとします。
透明感と土臭さ、繊細な歌声。「Lover man」「Come on,Come on」ステキすぎます。

RED KNOWS -mixed series vol.01- / Rednose Distrikt (2005)

オランダ・アムステルダムのシーンを牽引するレーベル「RH(Rush Hour)」のMIXシリーズ。
Rednose Distrikt によるMIXで、エッジきかせつつも上品で洗練されたトラックがこれでもかと満載。
彼自身の曲はモチロン、Recloose , MITSU THE BEATS , MEIKBAR , D'RAN D'RAN ..etc.
およそ80分で34曲。流れるように気持ちよーく、アゲてくれます。
オシャレを主張しすぎない、絶妙な「上品さ」がたまんないっす。こんなジャケだけどね

BIG BANG THEORY / GAGLE (2005.11.23 release)

仙台のHIP HOPユニット「GAGLE」、今度出る新譜です。
上の↑MIXにも入っている、世界的にもファンの多いDJ MITSU THE BEATSを要する3人組。
そう、私はMITSU THE BEATS氏の大ファンなのです。一度握手してもらいました。はい。
聴いた途端「…かっけー」って完敗です、毎回。ぐっとくる聡明なエレピのフレーズ、
ちょいもたる感じの<タメの美学>満載のビート、不安になるそわそわな音の揺れバランス。卒倒!

THE PREPARED PIANO / HAUSCHKA (2005)

はかなく美しいピアノのループと重なるチクタクの雑音…白昼夢の世界か。最近、夢中の一枚。
Music A.M.やTontraegerのメンバー、Volker Bertelmannによる「 HAUSCHKA 」の2nd album。
現代音楽家のジョン・ケージは1940年、ピアノの弦にゴム、金属、木などを挟んだり乗せたりして
弾いたらしい。それが「 PREPARED PIANO」という手法。ピアノは本当にオーケストラのようだ。
絵本の中に入り込んでしまったような、こどもの時感じた怖さのような、でも覗いてみたい音世界。

SOLO PIANO / GONZALES (2004)

カナダ→ベルリン→パリ。エレクトロ・ヒップホップの人?キャバレーショーマン?
最近では、ガールフレンドの「フェイスト」のプロデュースもしているゴンザレス。
これは、彼がジェーンバーキンのプロデュースした時に、スタジオの片隅にあったピアノで作ったとか。
驚くほどに簡素で飾り気の無い、くぐもった抑えられた音が、やけに生々しい。
すぐそこで弾いているみたい。クラシックでもJAZZでもない、<ピアノ>の曲。
モノクロ映画を観ているように、哀愁に満ちてドラマチックです。

わたしもピアノと向き合った時、何も考えず色気を出さずに弾いたら、こんな音が出せるだろうか?

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